「新しいのに何故か落ち着く。」
多くの人が北欧デザインに抱く印象のひとつかもしれません。今や私たちの生活にしっくりと溶け込んでいる北欧デザインですが、なぜこうも私たちは惹かれるのでしょうか。そのヒントは北欧デザインの根底にある美意識にありました。
自然への愛着
北欧諸国と日本はどちらも国土の多くを森林が占め、厳しい冬を経験します。そんな自然環境から木や自然光への愛着を持ち、生活の中に取り入れてきました。木や革など、季節とともに風合や手触りが変化し、価値を増す素材を好むというのも日本人に愛される理由の一つです。
引き算の美学
シンプルでクリーンな線を用いて余白に自由をもたらす、ミニマリズム精神を根底に持つこの特徴こそ北欧デザインの大きな特徴です。そしてクリーム色、柔らかな青、グレーなどの淡い色を取り入れることで使う人に心地の良い印象を与えます。対して日本には茶道や俳諧で育まれた、「もてなす人を大切にする」「質素で静寂な趣を大切にする」美意識があります。この感性はミニマリズムにも通じるものがあり、私たちは北欧デザインに親近感を抱くのかもしれません。
機能性・耐久性の高さ
北欧の国々には自国にある資源が限られていたため、家具や食器などを親から子へ受け継いで使う慣習が昔からありました。北欧のモノづくりが機能性や耐久性に妥協しないのはこうした背景からきています。また、モノづくりを支える職人の手仕事への尊敬が深いのも、日本人が心惹かれる部分なのでしょう。
シンプルでミニマル、無駄を一切省いた北欧デザイン腕時計
Nordgreenの時計は最高品質と最上級のデザインを意識して生み出されました。
例えば、私たちの3つのコレクションのうち、Infinityを見てみましょう。
飽きの来ないクラシックモデルーInfinityー
Infinityは北欧のミニマリズムの考え方を具現化したものと言えます。必要最低限な機能だけを残し一切の無駄を省いたデザインはどんな場面にも溶け込み、上品で優美な雰囲気を表現します。
自分一人ではなく相互作用によって幸せを形作っていく。これがデンマーク流の幸福感です。私たちの時計も皆様にとってしっくりとフィットし、充足感をもたらす存在になってこそ完成だと考えます。「この状態に達するのはデザインが計算しつくされた究極のシンプルであるときだ」とデザイナーのヤコブは語ります。
全てを優しく抱き込むデンマークの空気のように、真っ白でクリアな文字盤に、あなたは何を描きますか?
by Yuko Shiroto